ネット誹謗中傷で慰謝料請求できるケースや請求の流れ、相場など
誹謗中傷によって慰謝料請求できるケースとして、名誉毀損、侮辱、プライバシー侵害の場合があげられます。
名誉毀損とは、公の場で他者の社会的評価を落とすような事実を適示した場合をいいます。
たとえば、不倫の事実や逮捕歴を適示した場合等が挙げられます。もっとも、政治家のスキャンダルを報道した場合など、公共性、公益性、真実性が揃っている場合には、名誉毀損にあたらないこともあります。
次に、悪口をネットにさらして相手を害したり貶したりすることは、侮辱に当たり得ます。もっとも、侮辱行為の違法性が強度で、社会通念上許容される限度を超えた場合であることが必要であるため、書かれる悪口が具体的であり、かつ、数度にわたって繰り返されている場合などに請求ができるといえます。
そして、個人情報や私生活を公表する行為はプライバシー侵害に当たります。
このように、上記の場合、慰謝料請求をすることができます。
慰謝料請求するためには、まず、証拠の収集が必要です。誹謗中傷の該当ページを印刷したり、スクリーンショットしたりして保存しておきます。そして、サイトの管理会社にIPアドレスの開示を請求し、プロバイダ会社に発信者の情報開示請求をして、投稿者の特定をします。
投稿者の氏名・住所がわかったところで、慰謝料の請求を行いましょう。もっとも、一般の方が開示請求を行っても開示してもらえない場合や、必要な情報が得られない場合も多くあります。一方、弁護士法第23条の2に基づいた弁護士会照会での開示請求には応じる場合が多いので、相手方の特定が困難な場合には弁護士に依頼することが有効な手段と言えます。
慰謝料の相場は、誹謗中傷の内容によっても大きく変わります。名誉棄損の場合、一般人ならば10~50万円、侮辱の場合は1~10万円、プライバシー侵害の場合は10~50万円程です。もっとも、誹謗中傷の内容がひどく、回数も多い場合には相場以上の請求ができる可能性があります。
誹謗中傷でお困りの際は、弁護士法人大地総合法律事務所までご相談下さい。当事務所は東京都港区に事務所を構えており、東京23区のお客様を中心にご相談を承っておりますが、広く全国にお住いのお客様からの相談をお待ちしております。
また、誹謗中傷対応だけでなく、債務整理、出会い系詐欺、通販詐欺、マルチ商法などの消費者被害、過払い金請求、契約書作成やリーガルチェックなど企業の法務顧問なども行っております。
お悩みの際は、弁護士法人大地総合法律事務所までご相談ください。
当事務所が提供する基礎知識
-
契約書作成・リーガル...
弁護士によるチェックを「リーガルチェック」と言いますが、弁護士は下記のようなリーガルチェックを行うことができます。 ①契約書等のチェック弁護士が御社に合った契約書を作成するのみならず、取引先等からもらった契約書 […]
-
金融商品取引被害(先...
先物取引やFX取引などの金融商品取引は、レバレッジをかけた取引となることが多く、非常にリスクの高い取引となることが多いです。また、そのような取引において損失が発生したような場合には、原則として自己責任となってしまいます。 […]
-
マルチ商法とネズミ講...
怪しいビジネスの代表例として挙げられるのがネズミ講やマルチ商法です。この両者は法律上明確に区別がされているものとなっています。しかし一般の方にはその違いはあまり知られていません。 当記事では、ネズミ講とマルチ商法の違いや […]
-
民事再生と個人再生の...
民事再生とは経済的に窮境にある債務者について、その債権者の多数の同意を得、かつ、裁判所の認可を受けた再生計画を定めること等により、当該債務者とその債権者との間の民事上の権利関係を適切に調整し、もって当該債務者の事業又は経 […]
-
通信販売の詐欺被害
通信販売は直接店頭に出向かなくても商品を購入できる便利なシステムですが、その反面で悪質商法や詐欺事案等のトラブルも多いです。よくある事例としては、通販サイトで購入した商品は到着したものの、明らかな偽物や故障があり、それを […]
-
詐欺の二次被害とは
詐欺の二次被害という言葉を知っていますか。詐欺の二次被害とは、過去に悪質商法や詐欺の被害にあった人が、被害回復などを理由にまたお金を巻き上げられる詐欺被害に遭うことを、詐欺の二次被害といいます。その事例としては、「未公開 […]
よく検索されるキーワード
弁護士紹介
Lawyer Daichi Sakuma
代表弁護士佐久間 大地
紛争は人と人との間で起こります。それは法人間の紛争であっても同じです。そして、人には感情があり、立場があります。 紛争解決、説得の1つのツールとして、法律という理屈を駆使することはもちろんですが、常に、人の感情、立場に配慮した業務を行うよう精進しております。
詐欺被害救済といえば「大地総合法律事務所」と認知していただけるよう、所員一同、プロフェッショナル集団として、常に研鑽を積んで参ります。
-
- 所属
-
第一東京弁護士会(登録番号55138)
-
- 経歴
-
新潟県新潟市生まれ
新潟県立新潟高等学校卒業
中央大学法学部政治学科卒業
中央大学法科大学院修了
司法研修所入所
都内法律事務所勤務
大地総合法律事務所を開業
Lawyer Minakoshi Ishin
弁護士南越 維心
法曹は法律のプロフェッショナルであると同時に、人助けのプロフェッショナルたるべきである、というのが私の信条です。
トラブルに巻き込まれ、辛い日々を送っている人々を一人でも多く救済できるよう、精進してまいります。
よろしくお願い申し上げます。
-
- 所属
-
第一東京弁護士会(登録番号63548)
-
- 経歴
-
大阪府出身
同志社大学法学部法律学科卒業
卒業後は貿易会社で通訳業(ベトナム語)などを行う
大阪市立大学法科大学院修了
大地総合法律事務所入所
Lawyer Miura Yuu
弁護士三浦 悠
相手方のいる法的紛争は先が予想しにくく、心情的にも不安や負担が大きくなりがちです。
法律のプロとして法的解決に尽力するのはもちろんのこと、少しでも心の不安や負担を軽くできるよう、一人の人として依頼者様に寄り添える法律家でありたいと思っております。
何卒宜しくお願い申し上げます。
-
- 所属
-
東京弁護士会(登録番号60457)
-
- 経歴
-
秋田県生まれ
中央大学法学部法律学科卒業
中央大学法科大学院修了
都内大手芸能事務所で企業内弁護士としての勤務を経て、大地総合法律事務所入所
Lawyer Sakamoto Ryosuke
弁護士坂本 亮介
弁護士へ依頼することは、一生に一度の出来事だという方も多いと思います。
だからこそ、あなたの思いにじっくりと耳を傾け、あなたと共に最善の解決策を考えていきます。
分からないこと、不安なこと、迷っていることなど、どんなに些細なことでも構いません。どうぞお話をお聞かせください。
長年続けた野球、格闘技を通じて鍛えたハートの強さ、粘り強さを活かして、あなたを全力でサポートいたします。
-
- 所属
-
第一東京弁護士会(登録番号63558)
-
- 経歴
-
福岡県糸島市生まれ
近畿大学法学部法律学科卒業
同志社大学法科大学院修了
都内大手法律事務所勤務を経て、大地総合法律事務所入所
Lawyer Yasuda Takashi
弁護士保多 崇志
「世のため人のための法律家」になるという 目標を胸に、毎日の弁護士業務に取り組んでおります。
大地総合が有する強い組織力の上に、私個人の真心を添えて 最良の法的サービスを提供いたします。
お困りごとについて、お気軽にご相談くださいませ。
-
- 所属
-
東京弁護士会(登録番号60303)
-
- 経歴
-
早稲田大学法学部卒業
成蹊大学法科大学院修了
法政大学法科大学院修了
司法試験予備試験合格
都内大手法律事務所勤務を経て、大地総合法律事務所入所
事務所概要
事務所名 | 弁護士法人大地総合法律事務所 |
---|---|
代表弁護士 | 佐久間 大地(さくま だいち) |
所在地 | 〒105-5117 東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル南館17階 |
電話番号 | 0120-689-830 |
FAX | 03-6369-3055 |
受付時間 | 9:00~19:00 ※時間外対応可能です(要予約) |
定休日 | 土・日・祝 ※休日対応可能です(要予約) |
相談料 | 初回相談無料で承っております。 |
LINE公式アカウント |
当事務所ではLINEでの相談対応が可能です。(LINE ID:@440pwktq) お気軽に友だち登録して相談してください。 ■登録方法について |