インターネット利用時の注意点~消費者被害を回避するために大事なこと~
インターネットの利用は生活に欠かせないものとなりましたが、その便利さとは裏腹に消費者被害のリスクも潜んでいます。
個人情報の漏洩、パスワードの管理不備、フィッシング詐欺など、さまざまな要因からトラブルが起こり得ます。
そこで当記事では、消費者被害を受けることなく安全にインターネットを活用するために知っておきたい大事なポイントを解説していきます。
個人情報の適切な取り扱い
SNSやオンラインサービスの利用において、個人情報が不正に利用されるリスクが高まっていますので、以下の対策について意識するようにしてください。
個人情報保護のために取り組むべき対策 | |
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SNSのプライバシー設定 | 投稿内容や写真について、公開範囲を「友人のみ」「非公開」などと設定して、知らない人に見られるのを防ぐ。 |
住所や電話番号、行動範囲などがわかる投稿は、第三者による悪用のリスクを伴うため避ける。 | |
安易に個人情報を共有しない | オンラインサービスに登録する際、個人情報を求められることがあるが、すべての情報を提供するのではなく必要最低限の情報のみを登録する。 |
個人情報を何のために収集しているのか、その目的について確認しておく。 |
パスワードの厳重な管理
インターネットを安全に利用するためには、パスワード管理がとても重要です。
不正アクセスや個人情報の漏洩を防ぐため、適切なパスワードの設定とその管理を徹底しましょう。
安全なパスワードの設定と管理方法 | |
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強力なパスワードを設定する | 文字列が短いと解読されやすいため、少なくとも8文字以上とする。 |
氏名・誕生日などの個人情報に結び付く情報は含めない。 | |
大文字・小文字、数字、記号なども混ぜたパスワードとする。 | |
パスワードを使い回さない | 複数のWebサイト、オンラインサービスで同じパスワードを使っていると、1ヶ所でハッキングされたときに他のアカウントにも被害が広がりやすい。 |
二要素認証を活用する | パスワードの入力だけでなく、手持ちのスマホに送信されるコードも入力しないとログインできないようにしたり、指紋認証をしなければログインできないようにしたりする。 |
フィッシング詐欺への警戒
フィッシング詐欺とは、偽のWebサイトやメールを通じてユーザーの個人情報やログイン情報を盗む手口のことです。
ある企業の公式HPやメッセージのように見せかけて、重要な情報を盗み取ろうとするのです。
フィッシング詐欺から身を守るため、以下の点にご留意ください。
- 差出人のメールアドレスをよく見て、公式のものと相違ないか確認する。不自然な文字列を含むアドレスであればまず疑ってかかるべき。
- リンクや添付ファイルには注意し、安易にクリックしないようにする。
- 緊急事態や何か異常を知らせるメッセージがあり、急かす表現が使われているときはフィッシングメールの可能性が高いため要注意。
広告の誇大表現に注意する
Web広告は、日々私たちが閲覧するWebサイトやSNS上で頻繁に表示されるようになりました。
消費者に情報や商品を提供する重要な役割を果たしていますが、中には悪質な広告も存在していますので注意が必要です。
例えば、あまりに魅力的で一方的に得をするような内容が書かれている広告もあります。
しかし、消費者を不正に誘引しようとしている可能性があるため警戒しなくてはなりません。
特に、「絶対」や「100%」などの強い表現を使っているときや、「簡単に稼げる」などの謳い文句が使われているときには警戒してください。
オンラインショッピングの利用方法
オンラインショッピングはとても便利で、さまざまな商品やサービスを自宅からでも簡単に購入することができます。
しかし詐欺やトラブルに巻き込まれるリスクも含まれるため、安全に利用するために以下の点を押さえておきましょう。
オンラインショッピング利用時の注意点 | |
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サイトURLのチェック | 利用するサイトのURLが「https」で始まっているかを確認。「http」に”s”がついていると、通信が暗号化されていることを示す。ブラウザからは鍵のアイコンの有無でもチェックできる。 |
レビューや口コミの確認 | 利用しようとしているサイトについて、他サイトで投稿されているレビュー、口コミを調べておく。 |
偽のレビューが投稿されていることもあるため、過度に絶賛されたレビューしかないような場合は疑ってかかる。 | |
返品特約の確認 | オンラインショッピングにはクーリングオフが適用されない。法令上の別の規定により返品が認められることもあるが、返品を不可とする特約がある場合は返品の条件が限られるため要注意。 |
セキュリティ機能の活用
インターネットを安全に利用するには、パソコンやスマホのセキュリティ機能を適切に利用することが大事です。
上述したように二要素認証を取り入れることも効果的ですし、セキュリティソフトの導入も検討してみましょう。
ただ、パソコンにもスマホにも標準でセキュリティ機能が搭載されていますので、まずはその基本的な性能を活かすことを考えると良いです。もっとも簡単にできる対策は「常にソフトのバージョンを最新に保つ」ということです。
OSアップデートの通知を受けることもあるかと思いますが、これを行わず放置するのではなく、通知が来たときすぐに対処しておけばある程度デバイスを守ることができます。
外出先での通信方法
外出先では通信時の盗聴リスクが高まります。
特に注意すべきは「フリーWi-Fi」です。無料で無制限に通信ができるのは大きなメリットですが、誰でも接続できてしまうため通信内容を読み取られる危険性があります。できるだけ利用しないようにし、もし利用するとしても個人情報やパスワードの入力、決済サービスの利用などは避けましょう。
スマホやパソコンで自動接続機能が有効になっていることもありますので、勝手に接続していないかどうかも要チェックです。
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弁護士紹介
Lawyer Daichi Sakuma
代表弁護士佐久間 大地
紛争は人と人との間で起こります。それは法人間の紛争であっても同じです。そして、人には感情があり、立場があります。 紛争解決、説得の1つのツールとして、法律という理屈を駆使することはもちろんですが、常に、人の感情、立場に配慮した業務を行うよう精進しております。
詐欺被害救済といえば「大地総合法律事務所」と認知していただけるよう、所員一同、プロフェッショナル集団として、常に研鑽を積んで参ります。
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- 所属
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第一東京弁護士会(登録番号55138)
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- 経歴
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新潟県新潟市生まれ
新潟県立新潟高等学校卒業
中央大学法学部政治学科卒業
中央大学法科大学院修了
司法研修所入所
都内法律事務所勤務
大地総合法律事務所を開業
Lawyer Minakoshi Ishin
弁護士南越 維心
法曹は法律のプロフェッショナルであると同時に、人助けのプロフェッショナルたるべきである、というのが私の信条です。
トラブルに巻き込まれ、辛い日々を送っている人々を一人でも多く救済できるよう、精進してまいります。
よろしくお願い申し上げます。
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- 所属
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第一東京弁護士会(登録番号63548)
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- 経歴
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大阪府出身
同志社大学法学部法律学科卒業
卒業後は貿易会社で通訳業(ベトナム語)などを行う
大阪市立大学法科大学院修了
大地総合法律事務所入所
Lawyer Miura Yuu
弁護士三浦 悠
相手方のいる法的紛争は先が予想しにくく、心情的にも不安や負担が大きくなりがちです。
法律のプロとして法的解決に尽力するのはもちろんのこと、少しでも心の不安や負担を軽くできるよう、一人の人として依頼者様に寄り添える法律家でありたいと思っております。
何卒宜しくお願い申し上げます。
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- 所属
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東京弁護士会(登録番号60457)
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- 経歴
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秋田県生まれ
中央大学法学部法律学科卒業
中央大学法科大学院修了
都内大手芸能事務所で企業内弁護士としての勤務を経て、大地総合法律事務所入所
Lawyer Sakamoto Ryosuke
弁護士坂本 亮介
弁護士へ依頼することは、一生に一度の出来事だという方も多いと思います。
だからこそ、あなたの思いにじっくりと耳を傾け、あなたと共に最善の解決策を考えていきます。
分からないこと、不安なこと、迷っていることなど、どんなに些細なことでも構いません。どうぞお話をお聞かせください。
長年続けた野球、格闘技を通じて鍛えたハートの強さ、粘り強さを活かして、あなたを全力でサポートいたします。
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- 所属
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第一東京弁護士会(登録番号63558)
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- 経歴
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福岡県糸島市生まれ
近畿大学法学部法律学科卒業
同志社大学法科大学院修了
都内大手法律事務所勤務を経て、大地総合法律事務所入所
Lawyer Yasuda Takashi
弁護士保多 崇志
「世のため人のための法律家」になるという 目標を胸に、毎日の弁護士業務に取り組んでおります。
大地総合が有する強い組織力の上に、私個人の真心を添えて 最良の法的サービスを提供いたします。
お困りごとについて、お気軽にご相談くださいませ。
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- 所属
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東京弁護士会(登録番号60303)
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- 経歴
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早稲田大学法学部卒業
成蹊大学法科大学院修了
法政大学法科大学院修了
司法試験予備試験合格
都内大手法律事務所勤務を経て、大地総合法律事務所入所
事務所概要
事務所名 | 弁護士法人大地総合法律事務所 |
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代表弁護士 | 佐久間 大地(さくま だいち) |
所在地 | 〒105-5117 東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル南館17階 |
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